プロフェッショナルプロフィール

小川 隆広(おがわ たかひろ)

歯科医師、歯学博士

Takahiro Ogawa, DDS, PhD

 

UCLA歯学部終身教授。先端補綴学講座、ワイントロープセンター所属。骨インプラントサイエンス研究チーム(LBIS)ディレクター。インプラント治療の画期的、ユニバーサル技術である光機能化、ならびにインプラント生物学的研究の世界的権威。2010年、歯科で最も権威のある学術賞の一つであるWilliam J. Gies 賞を米国ならびに国際歯科研究学会IADRより授与される。2011年、米国補綴学会ACPより、歯科医療・健康科学の発展への最大の貢献を讃えられ、日本人初の最高学術賞(Researcher/Clinician Award)の栄誉を得る。さらに、2012年、インプラント分野で最も権威のある学術賞の一つ William R. Laney 最高科学論文賞受賞を米国・国際インプラント学会Academy of Osseointegrationより日本人初で受賞。インプラント、再生医療、生体材料、歯科補綴学、口腔機能学の分野で、原著論文130本以上を含む総出版数は400以上。獲得インパクトファクターの総計、約400は世界最高レベル。インプラント技術や生体材料に関する特許を多数取得。LBISで研鑽を積んだ研究者や学生はこれまで、国内外の権威ある学会から40以上の学術科学賞を受賞している。2008年、日本の学術・科学の新生をめざし、口腔先端応用医科学研究会AAASOMを創設、現在、会長を務める。その他、IADR国際歯科研究学会補綴部門会長、ACP米国歯科補綴学会の学術担当などを歴任。2010年、世界のエキスパートのみが集ったAcademy of Osseointegration主催のインプラントサミット会議では、全米補綴学会代表、ナノテクノロジースペシャリストとして日本人唯一招待されている(下の写真)。小川隆広氏が発明した光技術を応用したインプラントの活性化、つまり光機能化に関する研究成果は、日本でも広く国民レベルにまで報道され、臨床応用が展開されている。その他、歯科の臨床、学術、科学に関する様々な啓蒙活動・情報発信を行う。小川氏の人物像や学術・研究活動は、朝日新聞「あの人とこんな話」、フジサンケイアイ「業界を牽引するオピニオンリーダー」、「味の手帳」、「医療新世紀」(共同通信)、週刊朝日別冊、小学館ジャパンナレッジ「話題の人物Who’s Who」など、国内有名メディアでも広く紹介。その他、歯科の臨床、学術、科学に関する様々な啓蒙活動・情報発信を行っている。

1965年 長崎県出身

1984年 長崎県立長崎東高校卒業

1990年 九州大学歯学部卒業

1994年 同大学院博士課程卒業

1995年 九州大学歯学部補綴学第二講座助手

1998年 文部省在外研究員として渡米

2002年 UCLA歯学部助教授

2004年 UCLA顎顔面補綴インターンシップ終了

2004年 米国カリフォルニア州歯科医師特別免許取得

2005年 UCLA歯学部准教授(終身教授位)

2011年 UCLA歯学部教授(終身教授位)